社会不安障害は性格上の問題などではなく精神疾患(病気)ですが、ある程度社会不安障害になりやすい性格傾向というものがあるようです。
最も社会不安障害になりやすいタイプとしては、「真面目な人」。
社会不安障害になりやすい人の多くは、礼儀正しく几帳面な人です。
社会不安障害の典型的な症状である、手や声の震え、赤面などから、シャイでおどおどしたイメージを持ちやすいですが、一概にそうだとはいえないようです。
社会不安障害の人の中には、バリバリの実業家や弁護士、医師などのスペシャリストが現実にいるからです。
ちなみに、真面目で几帳面ということでは、うつ病と共通するところがあります。
実際、社会不安障害とうつ病との合併が多いことが明らかになっており、社会不安障害とうつ病は表裏一体といっていいようです。
また、うつ病の原因として脳内神経伝達物質セロトニンの不足が知られていますが、社会不安障害においてもセロトニンの機能異常が主な要因と考えられています。