社会不安障害とは? >
社会不安障害の心理療法

社会不安障害の
心理療法

社会不安障害の治療として、薬物療法とともに重要になるのが心理療法です。

社会不安障害の心理療法としては多くの種類がありますが、中でも認知療法が効果的であるといわれています。

認知療法とは、外的な事象そのものがある感情を直接引き起こすのではなく、そうした事象をどのように認識(認知)するかによって感情は異なるのだという観点をベースとした心理療法です。

社会不安障害やうつ病の人は、一面的・悲観的な考え方をする「思考の癖」があり、それが物事に対する感じ方に影響を与えてしまうというものです。

認知療法は、具体的には次の5つの項目を明らかにする作業を通して、"認知の歪み"を修正していきます。

認知療法の実践は、最初はうまくいかないと思いますが、数をこなして慣れてくれば、時間は短縮されます。

  1. 自分が辛いと感じたときの具体的状況
  2. その時の感情や苦しさの程度
  3. その時の考え(思考の癖、自動思考)
  4. より現実的で楽になる考え方
  5. これら作業をやった後の気分(苦しさがどの位減ったか)

私が持っている認知療法に関する本では、デビッド・D・バーンズが書いた「いやな気分よ さようなら」が最も分かりやすく、推薦できる本です。



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